微笑萌郵筒ってなに？？
『微笑萌郵筒』とは何でしょうか。『微笑萌郵筒』（微笑みポスト）という文字だけをみるとポストが微笑んでいるような印象を受けますが、台北にある『微笑萌郵筒』はポストが微笑むのではなく、人々を微笑ませてくれるポストなんです。
台風13号
元々台湾のポストは
・緑色の郵便ポストが、台湾国内専用
・赤色の郵便ポストが、国際郵便（航空郵件）と速達専用（限時郵件）
というように赤と緑の2つで1つがセットで設置されています。
『微笑萌郵筒』も同じように台北市内にある普通のポストでした。それが2015年8月8日 の台風13号の直撃により、落ちてきた看板が当たってしまいこのような形に曲がってしまいました。
台風の多い台湾でもこんなかたちで被害を受けるのは珍しく、「歪腰郵筒（腰が曲がったポスト）」ともよばれています。
一緒に写真でもとりましょう！
こんな奇跡のような曲がり方をしたポストをみて台灣の人々が何も感じない訳はありません。
ニュースやSNSでこのポストは一躍有名になりました。それにはポストの気持ちを代弁したこんな素敵な言葉が記されていたこともひとつにはあるのではないでしょうか。
“2015年8月8日の台風13号の影響で落ちてきた看板が私達に衝突しました。辛くて思わず倒れそうになってしまいましたけど、踏ん張りました。しかし、見ての通りこうやって私達の腰はすっかり曲がってしまいました。でもこれも人生。腰が曲がっていても大丈夫。曲がっていたほうが私達芸術的で素敵じゃない？人生何があっても大丈夫って忘れないように私達と一緒に写真でも撮りましょう！”
ピンチをチャンスに
台風の直撃を受けて曲がってしまいましたが、ポストとしての機能を失ったわけではありません。ましてや、芸術的な曲がり方をしたため、『微笑萌郵筒』は台北の新しい観光名所となりました。
台北の観光スポットとなったポスト
台風の被害にあっても、その個性的な被害により撤去などされずそのまま使われることになったポストはインスタスポットとしても大人気になりました。
一時は写真撮影の行列ができるほどに人が集まり、かめはめ波をしてみたり一緒に首をかしげてみたりとユニークな写真が話題となりました。
微笑萌郵筒への行き方
『微笑萌郵筒』はMRTの南京復興駅と松江南京駅のあいだの、どちらかといえば南京復興駅寄りにあります。
南京東路三段という大き目な通りから中華航空（チャイナエアライン）の角を入ってすぐのセブンイレブンの前のポストです。
微笑萌郵筒と写真を撮ったあとは・・・
『微笑萌郵筒』から元気をもらったあとはポストの周りも散策してみませんか。
穴場おしゃれカフェに行ってみよう
『微笑萌郵筒』のある場所は大きなビルが立ち並んだビジネス街ですが、一歩小道に足を踏み入れてみるとおしゃれなカフェもたくさんあります。
おいしいコーヒーとスイーツで一休みをしてはいかがでしょうか。
ディープな 遼寧街夜市 に行ってみよう
2023年5月1日号のBrutusの表紙になった「鵝肉城活海鮮」を擁する遼寧街夜市も近くににあります。
この夜市は観光客がイメージする夜市とはちょっと違った雰囲気で、地元の人達が夕飯とともに一杯楽しむような居酒屋や小料理店が集まっています。日本では味わえないディープな雰囲気を感じてみるのも良いかもしれません。
ホテルメトロポリタンプレミアム台北に泊まる
2021年開業の「ホテルメトロポリタンプレミアム台北」に宿泊して台湾旅行を楽しむのはいかがでしょうか。
『微笑萌郵筒』の最寄りホテルと言ってもいい「ホテルメトロポリタンプレミアム台北」は日本人にはお馴染みのJR東日本グループが経営するホテルで、JR東日本グループとして初の海外進出ホテルです。
地上15階地下6階の建物には288室の客室があり、宮城・仙台の食材を中心に東北の豊かな食文化を体験いただける日本料理「はや瀬」などのレストランもあります。
台北市の中心であるMRT南京復興駅から徒歩1分と近く、ホテル周辺の観光だけではなく台北観光の拠点としてもとても便利な場所にあります。
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人生何があっても大丈夫
不慮の事故により本来のポスト業務だけではなく、フォトスポットとしても活躍することになったポストたちを見ていると、元気が湧いてきませんか？
思いがけないことは誰にでもおこりますが、その状況を乗り越える方法は必ずあるはず。そんな事を改めて思わせてくれる『微笑萌郵筒』を是非見に行ってください。
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