子どもと一緒に台北の中心でエビを釣ろう!
台湾の夜市で日本の縁日の金魚釣りのようなエビ釣りはみたことありませんか?子どもの遊びと侮ることなかれ。
台湾ではエビ釣りは子どもが楽しめるだけではなく、大人もリラックスできる娯楽なんです。
今回は台北市内の真ん中にある室内エビ釣り場を紹介します。
全佳楽釣蝦場
台北MRTのオレンジライン(中和新盧線)の行天宮站の4番出口を出て、大通りを背にして5分ほど進むと左側に現れるエビの看板が全佳楽釣蝦場です。
普通の商店と同じように軒を並べているので見逃してしまいそうなのでご注意を。こんなところに釣り堀なんてあるの??と思えるような場所にあります。
営業時間は16時〜深夜まで。
日本語の公式ホームページはありませんが、お店には日本語がわかる店員さんもいる上に、エビの釣り方の日本語説明書もあるので、中国語ができなくても楽しめます。
子連れでも沒問題
大通りから一本入った路地に面している全佳楽釣蝦場は観光地のようにキラキラした場所にはありません。
日本でこんな路地だと子どもを連れて歩くのに躊躇してしまいそうです。わたしも小学3年生の息子を連れて歩いた時は内心ドキドキしました。
でもこんな薄暗い道は台灣スタンダードな街並みです。跟小孩子一起走路,沒問題!(子どもと一緒に歩いても問題ない!)です。
店内の様子
商店街の並びから、エビの絵と『全佳楽釣蝦場』の看板を見つけたら恐れずに自動ドアの入口に立ってみましょう。
外からは想像できない世界がそこにはあります。
迎え出てくる中国語
お店に入ってすぐ目に飛び込んでくるのは大きな生け簀。扉をくぐるとこんな物があるなんて想像できません。
そして、右手の受付の壁には中国語が広がっています。
台灣の中国語は繁体字という旧漢字に近い文字を使っています。この繁体字は画数が多いものばかり。パッと見みると漢字の渦にのみ込まれそうです。
でも大丈夫。
受付のお兄さんは日本語が出来ます。それに日本の観光客にも慣れていてちゃんと教えてくれます。
金額は1時間一竿300元です。別途エビを店員さんに焼いてもらうと一人50元プラスされます
小学生の子ども一人、大人二人だったので二竿借りました。一人一竿という決まりもないようです。
竿には糸がすでいについていて、餌と日本語の説明書も渡されました。日本語の説明書には餌の付け方からエビの釣り方まで書いてあって、初心者でも全く困りません。
臭くない!
釣り竿も借りて用意ができたら、イケスの周りの空いている席に座ります。
曜日や時間帯によって込み具合はマチマチですが、わたしが行ったのは平日の19時ころです。全部で30席程度ある座席の3分の1くらいが埋まっている程度でした。
雑居ビルに囲まれた一角にある店舗で一見あまりきれいな場所とは言い難いと思いきや、魚の生臭さは全く無く水もキラキラ澄んでいます。
水の中を覗くとエビがうようよ動いているのがよく見えます。
エビつるぞ
一竿300元の料金の中にはエビの代金も含まれていて、エビが釣れれば釣れるほどお得になります。
渡された説明書には釣り方のコツも書いてあるので、初心者でも釣り方には困りません。
釣れるか釣れないかはその人次第。
子どもでも釣れる!
小学3年生の息子は説明書を読みつつ、みようみまねで釣り糸を垂らしています。
竿はそんなに長くも重くもないので小学生でも難なく扱うことができます。釣り針だけは針なので注意が必要ですが、餌つけも簡単にできました。
半信半疑で釣り糸を垂らしてみると、息子いきなりのヒット。
手元においてあるタモにエビを取ってあげると自分で針を外しました。魚と違ってそんなにヌルヌルしないのか、エビを押さえるコツもつかみやすいです。
結構釣れる?
1度釣ってしまえば要領を得るのでどんどん釣れるぞ。と思いきやそうもいかないのが釣りです。
3人で2本の釣り竿を交代に持ち替えながら、1時間で6匹のエビを釣り上げました。
エビは1匹15cm程度の手長エビです。6匹いると結構なボリュームになります。
エビの行方
1時間弱で6匹は多いのか少ないのかはわかりませんが、満足したらそこがやめ時です。エビと竿を持って店員さんのところへ向います。
食べる?
一人しかいない店員さんに竿とエビを差し出すと、「食べる?」と日本語で聞かれました。
「食べる。」と答えると、受付の前にあるちょっとした飲食スペースみたいなところを指差し、わたしたちのエビを持って行ってしまいました。
座って待っていなさいということなのね。と理解し座って待つことにします。
あまり広くない飲食スペースですが混んでもないのでお店全体を見渡せます。冷蔵庫もおいてあって、ビールも飲むことができます。ビールを飲みながらゆっくりエビをつる大人の休日もいいですね。
今回は息子もいるのでノンアルコールでエビを待ちます。うちの息子はいつでもどこでも麦茶が好きで、台灣にきてもやっぱり麦茶。
平日だからなのか店員さんは一人でした。受付、会計、釣り竿準備等々このお兄さんが一人でやってくれています。その上に私達のエビまで焼いてくれている。
そのためお客さんに呼ばれるとそちらの対応も忙しいようで、パタパタ動いています。
地元の台湾の人たちは自分で焼いているので、一緒に焼き始めたはずの人たちが先に食べているのに、待てども待てどもエビはやって来ません。エビ焼き場に見に行くとまだエビは焼かれたままです。心配になるけど途中から手を出すのも気がひけます。
私達のエビは大丈夫なのかしら??
エビパーティー
一緒に焼き始めた人たちがほぼ食べ終わった頃、お兄さんがエビを持ってきてくれました。
しかも「サービス」と三本増えているではないですか。そして不思議な事に全く焦げていない。隣の台湾の人達に比べて随分長く焼いていたはずなのに。。。
エビのお味はとても美味しかったです。味噌は濃厚で身もしっかりしていて歯ごたえがあり、味噌と身がバランスよく絡み合っています。サービスのおかげで一人3本のエビを食べることが出来て大満足です。
台湾に行ったらエビを釣ってたべよう。
いかがでしたでしょうか。行天宮にある全佳楽釣蝦場は台北の中心地に位置していることもあり、こじんまりとはしていますが、子どもも大人も楽しめる海老釣場です。
他にも台湾にはたくさんのエビ釣り場があります。
『新豪釣蝦美食廣場』は松山空港のすぐそばにあり中心地からもアクセスしやすい場所にあります。
kk-dayでは日本から予約することができるので、現地に行って電子バウチャーを見せるだけで、煩わしい手続きをすることなくエビ釣りを楽しめるのでおススメです。(↓画像をクリックしてみてください)
台北観光のいいとこどりができるこんなツアーもいいですね!↓
台北発|エビ釣り&十分&九份「海悦楼」1日ツアー|外双渓・エビ釣り&十分・ランタン&九份・赤提灯の夜景撮影スポット「海悦楼」でディナー(饒河街夜市解散)
コメント