【台湾 45歳女性ひとり旅⑤】迪化街から中山駅へ朝さんぽ

2024年台湾旅行記

今回泊まったホテルは『フーハウスホテル台北』という、問屋街であり観光客にも人気の迪化街から歩いて10分ほどのホテルでした。

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ホテルの地の利を活かして、朝の迪化街(ディフアジェ)を散歩をします。

朝の迪化街

静かな迪化街

日中はエネルギッシュな台北の街も朝は静かです。7時30分にホテルを出発しましたがまだ街は眠っています。

昼間は隠れているシャッターにこんなポスターが貼ってあることを発見し、少し嬉しくなります。

昔の街並みを残している迪化街は問屋街でありながらも、小売りもしているので観光客に大人気スポットです。

日中はどのお店にもお茶、ドライフルーツ、漢方、雑貨等々、所狭しと並べられています。またお洒落なリノベーションカフェも多く、たくさんのひとで賑わっています。

朝の迪化街はそんな事は想像がつかないくらい静かです。

台北霞海城隍廟で月老様にご挨拶

ホテルを出発し静かな迪化街を抜けてやって来たのは『台北霞海城隍廟(タイペイシァハイチャンホアンミャオ)』です。

こちらは、縁結びとして有名な大人気のお寺です。

縁結びの神様は『月下老人』という神様なので、『迪化街的月老(ディフアジェダユエラオ)』と街の名前と神様の名前で通じるくらいです。

こちらも日中は人で溢れておりますが朝の7時半はとても静かです。
ゆっくりとお願い事をしたい方には朝がおすすめです。

お参りの仕方は公式ホームページに日本語で丁寧に記載されているのでチェックしてみてくださいね。

台北霞海城隍廟公式ホームページ

林合發油飯の絶品油飯

台北霞海城隍廟でゆっくりお参りをしたあとは隣りの永樂市場にある『林合發油飯店』で朝ごはんを買いましょう。

台北霞海城隍廟を左手に見て進んでいくと、すぐ同じ左手に永樂市場があります。ほどなく見える入り口をはいると、そこにあるのは『林合發油飯店』です。

営業時間は午前7時30~12時ですが商品が無くなったら終わってしまうので営業時間は参考程度です。

昼時にかけて行列ができる人気店ですが、朝はこの通りです。

出来立ての油飯がお客さんを待っています。

文字を見た限りだと想像がつきにくいですが、油飯とは中華おこわのことです。

茶色い見た目に反して味は濃くなく、くせもないので日本人にも食べやすいおススメ台湾料理の一つです。

林合發油飯店はテイクアウト専門のお店で、メニューは油飯と芋粿、鶏もも焼き、煮卵のみです。

圧倒的人気な油飯は一斤(600g)と半斤(300g)があります。

おススメは油飯と煮卵と鶏もも焼きのセットなのですが、半斤でも300gもヴォリュームの油飯にビビッてしまい、今回は鶏もも焼きは食べませんでした。

前の人と同じように並んで待つと、日本人だと気づいてくれた店員のおじちゃんが日本語で書いたメニューをくれました。

台北市内の人気のお店は大抵メニューに日本語が併記されていて、注文に困ることはありません。

油飯300gと煮玉子で65元(約300円)。このクオリティでこのお値段は日本ではありえません。

永樂市場の中には座って食べられる場所もあるようですが、朝は開いていないお店が多く市場を出たところにあるベンチに座って頂くことにしました。

ふたを開けるとそこにはまっ茶色な世界が広がっています。
まっ茶色だけど程よくあっさりとしたお味のおこわご飯は45歳の私のお腹にも優しく、ぺろりと300gをたいらげてしまいました。

食べ終わった箱はお店に持って行って捨ててもらおうと思っていたところ、通りがかりのごみを回収しているおじいちゃんが持って行ってくれました。

ゆっくりとした時間が流れる台北の朝は曇り空でも幸せな気分になります。

朝ごはんのハシゴ

豆漿を求めて朝さんぽ

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油飯を食べて一息ついたら、今度は豆漿(トウジャン)が飲みたくなってきました。

豆漿とは豆乳のことで、台湾の朝ごはんの定番です。

冷たい冰豆漿と暖かい熱豆漿があり、ほのかな甘みが朝のお腹を優しく起こしてくれます。

今日のわたしのお腹は油飯ですっかり起こされているのですが、台湾の朝は豆漿を飲みたい。

ということで、行きたいお店リストに入っていた中山駅にある四海豆漿大王に行ってみます。

出発してすぐに見つけた迪化街のコンビニは月下老人仕様。
コンビニでも豆漿は売っているけれど、朝のわたしは豆漿屋さんの豆漿が飲みたい!

台湾式アーケードの騎樓

迪化街から四海豆漿大王までの道中は、通勤中のバイクや車を横目に騎樓の下を歩きます。

騎樓とは台湾の街でよく見かける、建物の一階が削られた歩道のことです。南国台湾ならではの建築方法で強い日差しから歩いている人を守ってくれます。

基本的には歩道なのですが、バイクの駐車スペースとして使われていることも多く、このごちゃ混ぜ感が更に台湾らしいスペースとなっている気がします。

台北市立建成國中と台北當代藝術館

目的地の四海豆漿大王の手前にある台北當代藝術館も台湾らしいごちゃ混ぜ感のある建物です。

長安西路を歩いていると歴史のありそうな赤レンガの建物が見えてきます。

壁には建成國中(建成中学校)と書いてあるのですが、その先には同じ建物なのに台北當代藝術館と書いてあります。

中学校なの?それとも美術館なの?なんだかよくわかりません。

調べてみるとこの建物は1920年ころに当時の小学校として建てられました。
戦後市庁舎として使われていましたが、市庁舎が移転した2000年に台北當代藝術館として使われるようになったようです。

その後台北駅の隣りにあった建成國中(建成中学校)も臺北轉運站というバスターミナルの建設によって、取り壊されこの場所に移動をしてくることになりました。

かくして一つの建物を中学校と美術館の共同利用という珍しい形でシェアする事になったようです。

台湾らしいごちゃまぜ感ではありますが、建物の有効利用が当たり前に行われているのは素晴らしいことですね。

四海豆漿大王

台北當代藝術館を通り過ぎるとすぐに目的地の四海豆漿大王に到着です。

地元の人にも観光客にも人気のこのお店は豆漿だけではなく、肉まんや小籠包など台湾に来たら食べたい朝ごはんがそろっています。

注文は紙に記入するのですが、日本語メニューも一緒にくれるので漢字の羅列に怯むことなく注文ができます。

豆漿(小)と蛋餅を頼みました。合わせて5元約240円でした。

蛋餅は台湾クレープと訳されることが多い、卵をクレープのような薄い生地巻いたものです。
シンプルながら、モチモチとした食感ががたまらない台湾朝ごはんの定番です。

他にも四海豆漿大王には魅力的なラインナップがたくさんあるのですが、油飯300gを食べた後なのでこれ以上は入りません。

ぜひ色々な台湾朝ごはんを食べてみてくださいね。

【台湾 45歳女性ひとり旅⑤】に続きます。

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