美食夜市として知られる寧夏夜市
全長200mのコンパクトな夜市
女性のひとり旅で意外と悩むのが夕食だったりします。
せっかくの旅行に来たから美味しいものを食べたい。でも夕食時のレストランに女性一人で入るのも気が引ける。。。と思ったことはないですか?
そんな悩みを叶えてくれるのが台湾の夜市です。
台湾の夜市は日本人がイメージする夏祭りの夜市とは性格が違います。
日本では特別感のある夜市ですが、台湾では毎晩夕飯を食べに行く日常の一部として夜市はあります。
ひとり旅でも臆することなく台湾ならではの雰囲気を楽しみながら、美味しいものを好きなだけ食べられるのが夜市のいいところです。
そんな夜市は台湾中にあり、台北市内にも大小合わせて50ヶ所以上あります。
地元の家族しかこない夜市から、旅行のパンフレットの表紙になるような大きな夜市までその種類は様々です。
今回ご紹介する寧夏夜市は現在は観光客がたくさんいる観光夜市として賑わっていますが、10年ほど前までは地元の人たちしかいないようなとてもローカルな夜市でした。
その頃から美味しいものがたくさんある美食夜市として知られていて、ジワジワと観光客で賑わう有名夜市になりました。
北口手前に姊夫(AKIRA)発見
観光客で賑わう寧夏夜市ですが、観光客的に行きやすい場所にあるとは言えません。
最寄り駅はMRT淡水信義線(赤色)の雙蓮駅か中山駅になります。どちらからも歩くと10分以上はかかる距離です。
立地の悪さにもかかわらず、毎晩観光客で賑わう寧夏夜市にはそれだけ人を惹きつける美味しいものがたくさんあるんです。
日中は普通の道路となっている寧夏路ですが、夕方5時くらいから徐々にお店が集まって開き始めます。
おすすめは早い時間に人気のある蚵仔煎や方家の雞肉飯を食べて、お腹を落ち着かせてしまうことです。
寧夏夜市の人気店は夜8時~9時くらいのピーク時になるといつ行っても長蛇の列で、お腹を空かせて並ぶのをためらってしまうくらいです。
人気店も早い時間なら行列も短くすぐに食べることができるので、まずはお腹を落ち着かせて、その後お腹のすき具合と相談しながら他のお店を探すのがおすすめです。
寧夏夜市の北側の入口である民生西路から見ると、角に燦坤の黄色い看板が目立ちます。
燦坤は台湾の家電小売店のチェーン店で台湾の街を歩いていると一度は目にする看板でしょう。
燦坤のイメージキャラクターを務めているのが、台湾の国民の義理兄となったEXILEのAKIRAさんです。
台湾の国民のお姉さんと呼ばれる林志玲と結婚したAKIRAは、国民の義理兄となり台湾メディアでよく見る存在となりました。
台湾の年末に行われる紅白のゲストになったり、台湾のエミー賞と言われる金鐘獎のプレゼンターを務めたり引っ張りだこです。
EXILEファンではございませんが、日本人としてちょっと嬉しくなります。
日本では観ることのないこんなAKIRAさんも発見。
全店制覇が夢
ひとり旅で残念なことをひとつあげるとすると、食べ物をシェアできないことです。
食べたいものがこんなに溢れているのに、胃袋は一つしかない。毎回残念で仕方ありません。
今回も一つの胃袋で頑張りましたが、いずれは寧夏夜市の美味しいものを全店制覇してみたい。
今回は食べられなかったけれど、寧夏夜市のおすすめ屋台をあげてみます。
寧夏夜市の有名人気店と言えば、こちら『方家』の雞肉飯です。お茶碗一杯のごはんに蒸し鶏がのってたれがかかっています。
シンプルながらもしっかりとした味付けで冷めてもおいしいのでお持ち帰り(外帶)をして夜食として食べるのもおすすめです。
日本の夜祭りでもお馴染みのイカ焼きは台湾だとかなり迫力があります。
遠目から見てもわかる肉厚感に惹かれます。
イカ揚げは台湾だとこんな形になってしまってます。
フレッシュパパイヤと牛乳をミキサーで攪拌したパパイヤミルクやスイカジュースも夜市のおすすめです。
なども寧夏夜市の人気店として有名です。ぜひ一度食べてみてください。
蚵仔煎の名店『圓環邊蚵仔煎』
寧夏夜市と言えばの蚵仔煎
寧夏夜市と言えば蚵仔煎。蚵仔煎と言えば寧夏夜市。
寧夏夜市の蚵仔煎は有名です。人気店が何店舗かありますが、今一番人気お店はこちら。
『圓環邊蚵仔煎』です。
寧夏夜市の中にありますがこちらは出店ではなく、店舗があります。
ミシュラン常連の超人気店だけに、日本のテレビでもよく紹介されているのでご存知の方もいるでしょう。
蚵仔煎とは台湾の夜市グルメの一つでいわゆる牡蠣オムレツです。
台湾の牡蠣は日本と種類が違って、小ぶりのものが主流です。これでもかというくらいたっぷりの牡蠣を卵とサツマイモの粉を溶かしたものでとじて焼いたものです。
蚵仔煎は中国語で読むと 『クーザイジェン』ですが、台湾語読みの『オアジェン』と呼ばれることが一般的です。
牡蠣オムレツと日本語では言いますがサツマイモ粉のモチモチ感が強く、日本人がイメージする牡蠣オムレツとは全く違います。
このモチモチ感(QQ)を台湾の人は好むんですね。
その触感と甘いたれに日本人の好みとしては分かれるところですが、牡蠣オムレツとしてはでなく蚵仔煎としてぜひ味わってみてください。
行列に負けるな
『圓環邊蚵仔煎』は寧夏夜市で一番と言ってもいいほどの人気店名だけに、平日の19時前にはこの行列。
こちらは皆さんお店で食べる(内用ネイヨン)で食べる人たちです。
お持ち帰り(外帶ワイタイ)の列は混んでいませんので、比較的すぐ受け取ることができます。
行列の多さに、外帶してホテルでたべようかな。。と思うことなかれ。
蚵仔煎は絶対に出来立て熱々が美味しいです。
外帶してもすぐ食べてください。
今まで行列に負けて外帶して食べていたのですが、今回始めて內用で食べてその味の違いにびっくりしました。
行列に負けず美味しい蚵仔煎を食べてみてくださいね。
臭豆腐に挑戦
臭豆腐はくさや!
台湾に行ったことある人で臭豆腐を食べたことがある人は少ないかもしれませんが、この臭いを嗅いだことが無い人はいないと思います。
臭豆腐のお店があると何メートルも先からその臭いが漂ってきて、近くに臭豆腐のお店があることがわかるくらい強烈な臭いです。
この臭いが大好きな日本人がいるかどうかはわかりませんが、臭豆腐と茶葉蛋の臭いを嗅ぐと台湾に来たな~と実感する人は多いはず。
逆に台湾に行ったことのない人には臭豆腐の臭いが想像できず、どんな臭いなのかをよく聞かれます。
臭いを言葉で説明するのは中々難しいのですが、一番近いのはくさやだと私は思います。納豆よりももっと強烈な臭いですね。
日本人にとっては大変好みがわかれる臭豆腐ですが、台湾人にとっては比較的馴染みやすい食べ物です。
台湾の気候にあっているところもあるかもしれません。
日本で見かけても食べようとは思わない臭豆腐も、台湾に行けば食べたくなります。
旅の思い出に一度チャレンジしてみてください。もしかしたらあなたもハマってしまうかもしれません。
夜市の名店で臭豆腐に挑戦
寧夏夜市で臭豆腐を食べるならこのお店。林記麻辣臭豆腐です。
地元の人にも観光客にも人気のこちらは、いつも賑わっています。
臭豆腐と一言にいっても、作り方の違いから二つの料理があります。
油炸臭豆腐(ヨーザーチョウドウフ)と麻辣臭豆腐(マーラーチョウドウフ)です。
油炸臭豆腐は油で揚げた臭豆腐にニンニクのきいたタレをかけて、キャベツの酢漬けと一緒に食べます。
麻辣臭豆腐は麻辣湯という辛いスープと一緒に煮込まれた臭豆腐です。
初心者は油炸臭豆腐がおすすめです。口に入れるまでは多少臭いもありますが、口に入れてしまうとカリっとした食感とにんにくの風味が程よくからみ、一緒に食べるキャベツの酢漬けと相まって臭みはほとんど感じません。
そして上級者には麻辣湯に煮込まれた麻辣臭豆腐です。臭みは断然強くなりますが、旨味も強くなりまさに癖になるお味です。
台湾人の友人のおすすめは鴨血入りだそう。鴨血は字のごとく鴨の血を固めたものですがプリっとしていて、口の中に入れるとプチっとはじけます。くさみは全くなく美味しいです。
台湾の屋台グルメを楽しんでくださいね~。
【台湾 45歳女性ひとり旅⑤】に続く。
月老(ユエラオ~縁結びの神様)にご挨拶
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