【台湾 45歳女性ひとり旅 ⑩】建國高級中學校と林家乾麵

2024年台湾旅行記

林家乾麵店

MRT中正紀念堂駅(レッド・グリーンライン)から徒歩10分ほどの場所にある林家乾麺店ではとてもおいしい乾麵を食べることができます。

シンプルだけど奥深い麺

泉州街の雑居ビルの合間にポツンと現れる【林家乾麵】は1960年から続く乾麵の名店です。

台湾でいう乾麵とは汁なし麺のことです。

たれを入れた器に茹でた麵を入れ葱をのっけただけであろう、シンプルな見た目のこの麵がとてつもなく美味しいのです。

台湾の乾麵を食べたことのない人にはこのシンプルすぎる見た目は惹かれないかもしれません。でも一度でも乾麺を食べたことのある人にとってはよだれが出てくる名品です。

麺を食べるときは器の底にたまっているたれとよくかき混ぜてから食べましょう。

始めは調味料を加えずに。

その後各テーブルにある調味料を入れて自分の好みにアレンジして食べてみましょう。私は一口目から最後まで調味料なしで美味しく頂きました。

シンプルだけど癖になる味わいです。

そしてこの麺はこちらでお釣りがきてしまいます。

小碗1杯32元(約150円)です。小碗といってもごはん茶碗より少し大きいくらいなので、よほどお腹が空いている時でなければ、女性であれば十分に満たしてくれます。

乾麵は汁なし麺なので、団子入りスープである魚丸湯(ユーワンタン)を一緒に頼むのがおススメなようです。

中でも蛋包魚丸湯(ダンバオユーワンタン)という卵入りが特におススメ。

私が行った時には蛋包魚丸湯は43元と値段が変わっていましたが、ちょっと前までは38元で小碗もしくは中碗と合わせてピッタリ70元、80元になるように設定されていたくらいです。

ぜひセットで頼みましょう。

壁を乗り越えてでも食べたい麺

林家乾麺は泉州街という通りに面していますが、道を挟んだ向かい側は台湾一の進学校である建國高級中學校(男子校)があります。

建國高級中學校の生徒たちが壁を乗り越えてでも食べに行きたいという林家乾麺はわざわざ食べに来る価値のある美味しさです。

建國高級中學校

林家乾麺でおなかを満たした後は、台湾一の進学校を見に行きませんか。

台湾一の進学校

建國高級中學校(男子校)を観に行くといっても、基本的には普通の高校なので中に入って堂々と見学できるわけではありません。

建國高級中學校は1898年の日本統治時代に作られた学校です。創立当初は別の場所にあったのですが、1908年にこの地へ移って来た時に現在の校舎は作られました。

建築者は近藤十郎さんです。

近藤十郎さんとは当時の台北總督府土木局営繕課に勤める建築家。この赤レンガの雰囲気からどこかでみたことあるな、、と思ったあなたは台湾通です。

若者の街西門町のシンボルである【西門紅樓】も近藤十郎さんが建築しました。どちらも、派手さはないけれど重厚な雰囲気が伝わってくる建物です。近藤十郎さんの人柄を表しているのかもしれません。

台湾一の進学校である建國高級中學校は、台湾有数の歴史ある男子校です。国立台湾大学への進学者の数が一番多いのはもちろんですが、入学するには台湾大学より難しいと言われています。

歴史的建造物の中で学ぶ台湾の未来を担う生徒たちの雰囲気を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

現台湾総統も出身者

歴史ある名門校ではあちらこちらに卒業生の形跡を見ることができます。

台湾一の進学校である建國高級中學校からもたくさんの著名な方々が卒業されています。

第八代目中華民国の総統である現総統の賴清德総統も建國高級中學校の卒業生です。

また日本でも活躍している宇宙人も建國高級中學校の卒業生として有名です。

(↑オフィシャルホームページから画像をお借りしました)

【台湾 45歳女性ひとり旅⑪】に続きます。

101の歩き方。

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